税理士試験を受験した話(2017年その1)
先日8月9日、税理士試験の法人税法を受験してきました。
これまでは(元)受験校のSNSサイトに記載していましたが、今年中にリニューアルし投稿が消えてしまうこと、会員資格の条件を満たさなくなり退会となりそうなことから、記録としてこちらに記載したいと思います。
まず、その1として、
1 はじめに(これまでの受験歴)
2 試験日・試験場所・前泊について
3 試験内容について
4 自己採点について
あたりを記載します。
1 はじめに(これまでの受験歴)
そもそも会計には興味があった。コンピュータを専門にしているのでプログラムとかフォレンジックとかは好きだったし、それと似たような感覚で会計帳簿を見るのも嫌いではなかった。金融投資なんかにも役立つのでは、とも考えていたし。
そんな感覚で、日商簿記3級からスタートし、日商簿記2級・1級、全経簿記上級等に合格しつつ、最初に税理士試験を受験したのは2010年。折しも、大前研一や勝間和代がIT・英語・会計をマスターすれば「勝ち組」みたいな感じのことを言っていた時代だったしね。
というわけで2010年から受験して8年目。
簿記論・財務諸表論は2010年は不合格だったものの、2011年に両方合格。
その後、税法に移り、法人税法、消費税法、事業税に手を出して3科目受験とかもやってみつつ税法はまったく合格できず。
会計とは無関係の仕事をしつつなので、複数科目受験とかは無謀でした、と今ならいえる。
昨年からは法人税法の受験に専念し、今年は法人税法6回目の受験です。
2 試験日・試験場所・前泊について
平成29年は8月8日(火)~10日(木)までの3日間で、法人税法は9日(水)の9時からでした。
この日程は、今年はぎりぎり重なりませんでしたが、仙台七夕が例年8月6日~8日に行われていて、以前は花火大会と試験が重なったり、ちょっと困ります。
試験場所は、ここ数年は同じ場所で仙台市若林区卸町のサンフェスタという展示場・貸会議室を提供しているところになります。
この会場は、地下鉄東西線ができてからは交通の便もよく、しかも例年同じ場所なので安心感という点では非常にいいと思います。
以前、消費税法・法人税法の2科目受験していたときから仙台に宿泊していましたが、法人税法のみの受験となってからも前泊しています。
その理由は、山形→仙台のJRや高速道路がよく止まったり閉鎖されたりするし、ただでさえ試験のプレッシャーがあるのにさらに早起きへのプレッシャーもかけたんではとても眠れませんし、そうなると試験どころではなくなるからです。
今年は仙台七夕のほか、高校総体も行われていたので、いつも止まっていたホテルは論外の値段で、他のホテルでも部屋の広さの割に宿泊代も高く、ちょっと困りました。
3 試験内容について
試験内容については、
理論 青色申告、外国税関係(子会社配当、外国税額控除、合算税制)
計算 個別:工事の請負、貸引、減価償却、その他費用
といった感じ。
理論は、青色申告と合算税制がノーマーク、子会社配当と外国税額控除は半分程度のみの暗記、とちょっと勉強不足のところが出題された感じ。当然あまり書けず。計算の知識で埋めようとするも6割程度しか埋められず。
計算は、正誤表が配られ転記を怠けて間違って計算したり(気づいて修正済)、美術品の償却など見慣れない部分が出ていたりしたものの、理論に時間がかからなかった分、時間をかけられてまあそれなりには書けたかな。
4 自己採点について
各試験校の解答速報が出ていましたね。
とりあえず自己採点をしてみました。
大原 理論18点、計算34点、合計52点(ボーダー50点)
TAC 理論16点、計算32点、合計48点(ボーダー53点)
LEC 理論22点、計算30点、合計52点(ボーダー54点)
ネットスクール 理論19点、計算35点、合計54点(ボーダー51点)
という感じ。
これを見る限り、法人税法の理論を忘れない程度に回しつつ、次教科というのが良さそうですね。
次教科としては一応これまで学習経験のある消費税法で行く予定なので独学で、当面は理論学習を優先に、と考えています。