不明堂日記

私、不明堂(missing1973)の日々を徒然なるままに書いています。当面はコンピュータ、アニメ、読書あたりで行こうかと。

最近見たアニメ 雑感 凪のあすから

ちょっと昔の日本のような風景を舞台に、海中で生活する人間と地上でしか生活できない人間の少年少女7人の恋模様を描いた作品

以前から気になっていたので一挙の機会に視聴

全26話とちょっと長かったが、物語に引き込まれ、ほとんど休憩も挟まずに一気に見てしまいました。

 

物語的には、

 

世界は、海神様の力が衰えたことで、地上世界は異常気象となりゆるやかに滅びへと向かい、海中世界では来たるべきときに備え冬眠に入ろうとしていた。そんな中、海中世界の少年は、海中世界と地上世界とが行っていた海神様のための祭を行うことで海神様の力を取り戻し、悲観的なそんな状況を改善しようと奮闘する。

前半は、最初はわがままなだけのガキだった主人公・光が、海中世界の少年少女4人と地上世界の少年1人を中心に周囲の理解や協力を得て段々と成長していく姿が描かれる。

主人公の幼馴染に対する恋心と空回りも経て、自分の気持ちに向き合えるようになる中、祭が行われ、光たちは天変地異に巻き込まれてしまう。

後半はその5年後。光に恋する少女・美海を主人公にすえて物語が展開する。

彼女の前に、5年前のいなくなったときの姿で現れる光。光はその状況に戸惑うが、今度こそは祭を成功させようと奮闘する。5歳年上のはずの光と同級生になり、奮闘する姿を見て、美海の恋心は募るばかり。そんな中行われる祭は成功し、海神様の力は蘇るのだが、、、はたして少年少女の恋の行方はどうなるのか。

 

と言った感じの少年少女の恋模様が丁寧な心理描写で描かれている作品でした。

ただ、策士が混じっているせいか、14歳の恋愛模様なのに、甘酸っぱいというよりは昼メロ的ドロドロ感を醸し出しています(笑)。

人種の壁やら年齢の壁やらがあって、こういう障害をどう超えていくのかドキドキさせられました(途中なし崩し的に壁がなくなるのは若干興ざめ感はありました)。

また、雪に包まれる中盤のモノトーン感と、前半と最後のフルカラー感とか、とにかくきれいで、ニコ動の荒い画面ではもったいない。ブルーレイで見てみたいと思いました。

 

ただ難を言えば、個人的に美海に感情移入してしまったので、最後は確かにわかるけど納得できない。キャラクター自身は納得しているのだけど、自分的にはなんかもやもやする。

 

総じて非常にいい作品で、ブルーレイボックスも出ているので購入してゆっくり見るのもまた良いのかなと言う感じです。